こんにちは!地方就活生を応援するコールフォース株式会社の玉川です。
「就職するなら地元か都会どっちにしよう・・・」
地方に住んでいる就活生は、一度は悩むことだと思います。
地元も都会も、どちらにもメリット・デメリットはあります。
地方出身で現在は横浜で働いている私自身も、それはよく感じます。
そこで今回は、地元での就職、都会での就職、それぞれのメリット・デメリットをお伝えします!
わが社の地方出身者にもインタビューしてみたので、ぜひ経験者の生の声を参考にしてみてくださいね。
このページの目次
地元就職のメリットは?

まず、地元就職した場合のメリットとデメリットをご紹介します。
就活費用がそんなにかからない!
「地方の就活生は不利」だと言われる理由の1つとして、”就活費用”の問題が挙げられます。
「就職白書2017株式会社リクルートキャリア」によると、2017年卒の学生が就職活動にかかった費用はこのようになっています。
■ 就職活動にかかった費用
(平均金額:円 使用率:%)
総額 | 交通費 | 被服費 | 宿泊費 | 飲食費 | |
平均金額 | 170,960 | 49,277 | 40,813 | 29,918 | 14,179 |
使用率 | 100.0 | 93.8 | 85.7 | 23.1 | 79.7 |
《地域別》 | |||||
北海道・東北 | 229,343 | 70,748 | 39,569 | 34,345 | 16,537 |
関東 | 158,562 | 36,919 | 40,448 | 22,351 | 14,689 |
中部 | 155,362 | 52,259 | 37,256 | 30,511 | 11,469 |
近畿 | 173,292 | 51,278 | 44,671 | 24,614 | 14,728 |
中国・四国 | 159,506 | 71,461 | 43,862 | 32,392 | 10,981 |
九州 | 205,800 | 68,222 | 37,243 | 38,759 | 14,254 |
就活費用の平均額は約17万円。
しかし地域別でみると、北海道・東北や九州方面の人は平均よりも高くなっています。
特に交通費が高いですよね!
都会に就職しようとした場合、説明会や面接のために都会へ出向かなければいけません。
その度に、電車代もしくは飛行機代がかなりかかってしまいます。
何日もいなければいけない場合は、宿泊費もかかります。
もちろん、お腹もすくので食事代も必要・・・となると、食費もかかりますよね。
その点、地元で就職する場合は交通費や宿泊費などはほとんどかかりません。
就活で必要なスーツや鞄、靴、その他身だしなみを整える美容代などだけですみます。
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地元貢献ができる
地元で有名な企業や会社に就職となると、ご両親に安心されることも多いし、地元貢献にもなります。
生まれ育った街を、大人になった自分が今度は育てていく。
地域の人々、地元企業同士のつながりなどの大切さなども実感できます。
家族・友人といつでも会える
地元で就職したら、家から出る必要もありません。
今まで通り家族と一緒に暮らせます。
寂しさを感じることもなく、経済的にも無駄な出費がないので貯金もしやすいですよね。
もちろん、一人暮らしをしてみたいと思えばアパートを借りて暮らすこともできます。
その際も、地方の物件は都会に比べて安いので、一人暮らしもしやすいです。
また、友達とも会おうと思えばすぐに会えます。
社会人になって結婚して家庭をもつと、友達同士でなかなか会えなくなる、、、とも言いますが、そんなこともありません。
むしろ、家族ぐるみの付き合いを楽しむことができます。
休みの日に友達家族同士でバーベキューをしたり、家族で楽しめるイベントに参加して遊んだりしている人も多いですよ!
自然とふれあえる
意外と”自然とのふれあい”も大きなポイント。
都会にはない、山や川、海、森や木、自然の空気をいつまでも味わえます。
よく、「海を眺めていると自分の悩みなんかちっぽけに感じる」なんて言いますよね?(笑)
本当にそんな感じで、雄大な自然を見るとかなりリフレッシュできます!
地元就職のデメリットは?

企業数が少ない
地元就職で一番のデメリットと言えば”企業数の少なさ”。
こちらをご覧ください。

大企業の数が、東京がケタ違いに多いですよね。次いで多いのが大阪府。
私は福島出身なのですが、その福島と比べてみましょう。
東京・・・4,538
大阪・・・1,106
福島・・・70
こんなに企業数に差が!!
つまり、地元で就職しようとした場合、選択肢がかなり限られてくるということです。
本当に自分がしたい職業ではないけれど、お給料や待遇もいいからそこで働くか・・・
という妥協をしなければいけなくなることも多いです。
人とのつながりが窮屈になる場合も・・・
地元で生活すると、地域の人たちとのつながりが大切になります。
もちろん、そのつながりがお互いの助け合いになることもありますが、中には窮屈さを感じる人もいます。
「〇〇さん家の〇〇君が△△会社に就職して・・・」とか、「〇〇さんが結婚した(離婚した)」とか、よく田舎でありがちな噂話ってありますよね。
地域のネットワークやコミュニケーションがあるからこそ、知られたくないことも知られてしまう。
それが窮屈で嫌だと感じることもあるかもしれません。
遊ぶところが少ない!
地元がとても田舎だとしたら、休みの日に遊ぶに行く場所に困るという問題があります。
買い物するにしても、地元のデパートくらいで、都会に比べて入っているお店も断然少ない。
いつも行く場所に飽きてしまう・・・。
県外に遊びに出るのにも、その都度交通費はかかるし、往復時間もかかります。
都会に比べて、刺激は少ないというデメリットがあります。
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都会就職のメリットは?

では次は、都会で就職した場合のメリットとデメリットをご紹介します!
賃金が高い
都会と地方とでは賃金に大きな差があるのをご存知ですか?

出典:厚生労働省 平成29年賃金構造基本統計調査結果
東京が圧倒的に賃金が高いですよね!
私の地元の福島と比べてみますね!
(ちなみに、100千円 = 100,000円 = 10万円です)
東京・・・377.5千円=約38万円
福島・・・261.4千円=約26万円
約12万円も東京のほうが賃金が高いということがわかります。
東京の他は、わが社(横浜)もあります神奈川県や、愛知県、大阪府など大都市がある場所は賃金も高めです。
選択肢が豊富&キャリアアップにつながりやすい
先ほどもご紹介したように、地方に比べて都会は企業数がめちゃくちゃ多いです。
「地元にはこんな仕事はなかった!」という仕事もあり、自分が本当にやってみたい職業に就ける可能性も広がります。
職業の選択肢が広がるということは、自分の未来も広がるということにつながりますよね。
また、都会には大企業やベンチャー企業も集中しています。
地元の企業では限界があるキャリアアップも、大企業やベンチャー企業に就職すれば可能性が広がります!
プライベートも充実
仕事だけじゃなく、プライベートを充実させることも簡単にできます。
なんといっても、遊ぶところが多い!!
休みの日はもちろんのこと、仕事帰りに気軽にショッピングや食事に行くこともできます。
オシャレなカフェ、テレビで紹介された有名なお店、有名テーマパークなど、地方とは比べ物にならないくらい遊ぶところが豊富です。
様々な人たちと出会える
人口が多く、様々な人が集まる都会。
必然的に人との出会いも増えますよね。
新しく出会った人たちのおかげで、自分の視野や考え方が広がるキッカケにもなります。
やはり人というのは地域性・住民性というものがあります。
地元の人とは違ったタイプの人たちを関わることで、新しいものの見方や捉え方ができたりと、柔軟性が身に付きます。
仕事での出会い、新しい友達との出会い、そして恋人との出会いなどもあるかもしれません!
「出会いは宝」とも言いますが、新しい出会いからなにかにつながるチャンスになることも!
都会就職のデメリットは?

就活費用がかかる
地方から都会へ就活する場合、就活費用がけっこうかかります。
地方によっては、就活費用の平均約17万円を大幅に上回る場合も・・・。
特にかかるのが、交通費。
地方から東京へ往復する場合の交通費を見てみましょう。
新幹線 | 飛行機 | 高速バス | |
北海道 | 45,380円 | 69,580円 | 19,600円 |
青森 | 34,700円 | 60,780円 | 13,000円 |
新潟 | 21,140円 | 62,600円 | 8,600円 |
石川 | 28,240円 | 47,580円 | 10,400円 |
名古屋 | 22,180円 | 40,000円 | 7,000円 |
大阪 | 28,900円 | 48,580円 | 11,600円 |
広島 | 38,160円 | 64,380円 | 18,000円 |
福岡 | 45,900円 | 78,580円 | 22,000円 |
※飛行機はすべて羽田空港利用時の往復代です
1回の往復でこれだけかかってしまいます。
説明会や面接で数回出向かなければいけない場合、交通費だけで10万円ほどかかった!という話も少なくありません。
交通費の他にも宿泊費が必要だったり、移動時間がかかったりと、お金と時間に関しては、地元就職よりもあきらかに大変になります。
ちなみに、わが社では面接時の交通費は全額支給しております。
企業によっては交通費支給、援助など、いろんなサポートしてくれるところもありますので、就活の際にはそういったポイントもチェックしてみましょう。
一人暮らしが寂しい
私も含め、わが社の社員も口をそろえて言うのが、「最初は一人暮らしがとても寂しく感じる」ということ。
特に今まで実家で家族と暮らしてきた人なら、必ずと言っていいほど寂しさは感じると思います!(笑)
話し相手はいないし、見慣れた風景もない。
家に帰っても一人で、おいしいご飯を作ってくれる人もいない。
最初はそんな寂しさからホームシックになりやすいです。
また、一人暮らしの大変さを痛感します。
まず、経済面。
家賃、光熱費、食費、その他雑費など、自分一人で支払っていくことになりますよね。
そして家事。
料理、洗濯、掃除など、今までしてもらえていたことも全部自分でやることになります。
慣れないうちは、一人暮らしって大変・・・と感じやすいですね。
人やモノが多すぎる
どこに行っても人!人!人!
ビルや大きな建物も多く、電車や車、いろんなモノで溢れかえっています。
中には「人に酔う」という人も・・・。
通勤時なんかの満員電車がストレスになることも多いです。
人もいろんな人がいるので、自分と全く価値観の合わない人との出会いに戸惑うこともあるかもしれません。
また、自然が少ないので、田舎で育った人は自然が恋しくなることも・・・。
のんびり癒される自然の空間というのは、地方に比べて都会にはあまりないです。
わが社の地方出身者に聞いてみた!

地元で就職するのと都会で就職するの、どっちがいいのか?
実際にどちらも経験しているわが社の社員Sさん(女性:東海地方出身)にいろいろ聞いてみました。
なぜ都会で就職したの?

地元での就職と都会での就職、それぞれのメリットとデメリットはなんだと思う?

地元での就職は、比較的安定した職業に就く事が出来る事かなと思っています。
一方で、デメリットは職業幅や若手に出来る事が限られてくる為、どの会社でも裁量が少ないと思います。
都会での就職は、幅広い業種に出会える事や本来新人では体験出来ないポジションを経験出来る部分がメリットだと思います。
しかし不安定な企業も多く、住居を探す際であっても正直物件が安くない、という事から金銭面で困る方が多いです。
特に地方から進出してきた学生などは、ボーナスが出るまでのこの部分にとても苦しめられているのではないでしょうか。
地元就職をした人たち(友達など)と自分を比べてみて、なにかギャップを感じることは?

生活スタイルは根本的に違うなと思います。
働く時間や休日自体もそうですが、休日の過ごし方に一番ギャップを感じています。
自身もそうですが、地元で働いていた頃は都会に憧れていた事から出掛ける事も好んでおりアウトドア思考でした。
現在は家の事をやろうという意識で休日を過ごしている事も多く、外出も横浜駅が限界という感覚の為、 ほぼ遠出をする事もありません。
ただ、どちらも休日の過ごし方が変わったのみで特別不満を抱く様な事もありません!
いずれ地元に戻って暮らしたいと思う? それともそのまま都会での生活をしたい?

今は地元に戻って暮らしたいと思っていません。
理由は、都会の生活に慣れた事が一番ですが、どの年齢になっても可能性を広げられるのは都会だからだと思うからです。
あとは、単純にもう車を手放し、運転も危ういからですね…!(笑)
まとめ

地元か都会、どちらで就職するのがいいかは、やはりその人自身で変わります。
自分が望む生活スタイル、理想の未来に近づけるためには、どちらで就職すべきかということをよく考えてみましょう。
あなたが本当にやりたいことは?
なりたい職業、したい仕事は?
家族と離れても平気?
一人暮らしでも経済面も含めてやっていけそうか?
など、自分でしっかり考えて、覚悟を決めて行動すれば、地元・都会どちらで就職しても大丈夫!
もう一度自分のことを確認してみてくださいね!
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元々地元で介護福祉士として働いていましたが、引っ越しをきっかけに新しい事への挑戦をしていこうと思った為です。
多くの企業や事業があり、ワクワクするのはやはり地元よりも都会だと思います。